春のたのしみ
京都の桜

2023年 京都の桜の開花宣言は
3月17日でした🌸
史上2番目の早さです
哲学の道

哲学の道は、銀閣寺と南禅寺(正確には、若王子神社)の間を結ぶ、1.8kmほどの散歩道です。20世紀初期の哲学者である京都大学教授 西田幾太郎(きたろう)が、毎朝この道を歩いて思想に耽っていたことにちなんで名付けられました。銀閣寺橋周辺から永観堂付近の若王子橋までの沿道に植えられた木々は、桜、新緑、紅葉と季節ごとに表情を変え、その美しい景観を求めて多くの人が訪れています。
疏水分線に沿った散歩道は、約400本のソメイヨシノなどが咲いており、ロマンチックな桜の花のトンネルとなります。哲学の道から少し東へ歩く熊野若王子神社や大豊神社でもきれいな桜が見ることもできます。
京都御苑
市街地のほぼ中心に位置し、京都御所を囲む外周約4kmの広大な公園。苑内に生育する樹木は約5万本といわれており、梅、桜、桃、モミジなど四季を通じて人々の目を楽しませています。近衞邸跡のシダレザクラや出水の小川周辺などのサトザクラをはじめ、さまざまな桜が楽しめます。
紫宸殿前に左近の桜、御三間・御学問所前に広がる広場に枝垂桜などの桜の木が植えられ、桜と紫宸殿・御三間などの光景が美しいと言われています。京都御苑にも約1,000本の桜の木が植えられています。京都御所には紫宸殿(ししんでん)前に左近の桜(さこんのさくら)、御三間(おみま)・御学問所(おがくもんじょ)前に広がる広場に枝垂桜(シダレザクラ)が植えられ、桜と紫宸殿・御三間などの光景が美しいと言われています。散策すれば、天皇や公家ゆかりの優美な桜の花に出会える名所です。

上賀茂神社

一ノ鳥居周辺には、春になると、しだれ桜、八重紅しだれ桜が華やかに花開きます。京都三大祭のひとつ賀茂祭(葵祭)で知られる上賀茂神社は、正式名称「賀茂別雷神社神社(かもわけいかづちじんじゃ)」。上賀茂神社は京都に都が造られる平安遷都以前からあった歴史のある神社で、伏見稲荷大社、松尾大社とともに京都で最も古い神社の一つに数えられています。
上賀茂神社では、美しいシダレザクラの「斎王桜(さいおうざくら)」と「御所桜(ごしょざくら)」が有名です。
下鴨神社とともに春5月15日の葵祭(あおいまつり)がよく知られています。
醍醐寺

平安時代から「花の醍醐」と呼ばれる桜の名所で、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など、数多くの桜が順番に咲き誇ります。豊臣秀吉が晩年、贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことでも知られます。慶長3年(1598)の春、秀吉は花見に際して畿内から700本の桜を植え、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な宴を開きました。息子・秀頼や正室・北政所(きたのまんどころ)、側室の淀、三の丸など女房衆1300人余りが参加したといわれています。この故事にならって、毎年4月の第2日曜日に「豊太閤花見行列」が開催され、終日境内は賑わいます。
仁和寺

仁和寺とは、888年に創建された真言宗御室派の総本山です。鎌倉時代に隆盛したのち、応仁の乱でほとんどが焼失しましたが、1634年に徳川将軍家光の支援により再興されました。
毎年春、仁和寺は満開の桜で飾られます。金堂前の染井吉野、鐘楼前のしだれ桜などが競って咲き誇ります。その中でも中門内の西側一帯に「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名な桜は格別で、国の名勝にも登録されているほどです。満開の時期はもちろん美しいのですが、桜が散り始めた頃も、散った花びらが「ピンクの絨毯」のようで大変素敵です。
岡崎疎水
琵琶湖の水を引いた疎水沿いに、染井吉野の桜並木が続いています。桜の時期の限定となりますが十石舟が運航されており、情緒あふれる桜並木を船上から楽しむことができます。(岡崎十石舟めぐり | 京りょ・京都府旅行業協同組合 公式ホームページ (kyoto-tabi.or.jp)
また、琵琶湖疎水舟運の傾斜鉄道跡地である蹴上インクラインは全長582mで線路沿いが桜並木となっており、桜の撮影スポットとして人気です。

円山公園

京都市最古の公園としても知られる円山公園では、京都随一の桜の名所で、開花時期には公園全体が桜の花で飾られているような美しさを誇ります。その幻想的な景観で世界中の人々を魅了しています。面積約8600㎡を超える広大な敷地には、都会の喧騒から離れた安らぎの空間が広がり、京都市内でも有数の憩いの場となっています。池を中心に茶店等が点在する園内に、歌人・与謝野晶子も愛でたという「祇園の夜桜」として有名なシダレザクラが咲き誇る。