用語集

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ロング・ショート戦略

株価が上昇すると判断した銘柄を買い(ロング)、下落すると判断した銘柄を空売り(ショート)する戦略。
特に投資対象が株式の場合に「株式ロング・ショート戦略」という表現で使用されることが多い。
買いと売りのポジションの比率はヘッジファンドの相場観によって傾斜される。
買いと売りのポジションを調整し売買の金額を等しくしたもの/ベータを0に近づけたもの、また、オプションを利用してデルタ値をニュートラルに調整したロングショート戦略は、マーケットニュートラル戦略と呼ばれる。

 

レラティブバリュー戦略

投資対象の価格の歪みに着目し、その価格が適正価格に収束した時の収益の獲得を目指す戦略。
投資対象が株式の場合はマーケットニュートラル戦略、債券の場合は債券アービトラージ戦略と呼ばれる。

 

債券アービトラージ戦略

レラティブバリュー戦略の一つで、債券の買いと売りのポジションを調整しベータを0に近づけることで相場全体の動きに左右されない収益の獲得を目指す戦略。

◇代表的な取引例

  • 特定市場のイールドカーブの形状を利用したレラティブバリューポジション <例>米国10年債ロング/米国2年債ショート
  • 同一年限で受渡銘柄の現物と先物のBasisポジション <例>米国10年債現物ロング/米国10年債先物ショート
  • 同一年限の国債と金利スワップ市場間のスプレッドポジション<例>米国10年債ロング/米ドル10年物金利スワップのぺイヤーズ
  • 同一経済地域ながら異なる国際市場間のロング/ショートポジション<例>独国債Bundsロング/イタリア国債BTPショート

 

マーケットニュートラル戦略

レラティブバリュー戦略の一つで、以下のような調整を施し、相場全体の動きに左右されない収益の獲得を目指すロングショート戦略のこと。

  • 買いと売りのポジションを調整し売買の金額を等しくしたもの(ダラーベース※マーケットニュートラル)
  • ベータを0に近づけたもの(ベータ値調整後のマーケットニュートラル)
  • オプションを利用してデルタ値をニュートラルに調整したもの(デルタ値調整後のマーケットニュートラル)

※USD建てのファンドの場合の表現

実務上は上記の調整以外にも、ファクター毎の感応度をチェックしてロング・ショート両側の市場リスクを中立化し、個別銘柄固有のリスクのみを取る調整を行う。

(日本の輸出企業の場合)株価のUSD/JPYに対する感応度や、(石油関連企業の場合)株価と原油価格の相関性をチェックし、それらの感応度を中立化する目的で同業他社銘柄をショートするような調整を行っている。

 

ベータ(β)

その投資対象が相場全体の動きにどの程度連動しているかを表す数値のことで、相場全体の動きと完全に一致している場合ベータは「1」となる。
リターンの源泉は「アルファ(α)+ベータ(β)」で表すことができる。

 

アルファ(α)

投資対象の選択・配分・売買タイミング等により相場全体の動きに関わらず獲得できたリターンのこと。
リターンの源泉は「アルファ(α)+ベータ(β)」で表すことができる。

 

デルタ(Δ)

オプション取引において原資産価格とオプション価格(プレミアム)の相関を表す値のこと。例えば原資産が100動いたとき、デルタが0.1であればオプション価格は10変動する

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