京町家再生の軌跡

廃れ行く町家を有志の投資家の資金で再生し、高級旅館として運営しています

京町家の現状

京都の伝統的住居である町家は年間約800棟のペースで減少を続けています。(日経新聞2019年4月10日)世界を代表する観光地の景観や歴史・文化を保護する観点から、町家の減少に歯止めをかける必要性が高いものの、劣化が激しくなった町家の多くは、居住性が悪く、空き家のまま放置されている例も少なくありません。

京町家再生の取り組み

京町家再生プロジェクトの趣旨にご賛同いただいた有志の皆さまからの資金をもとに、老朽化した京町家を買取り、地元の職人に改修工事を依頼し、本来の造りを活かしつつ、快適な居住性も追求した旅館として再生させました。かつての古都の町並みを将来にわたって保存するだけでなく、京都を訪れる観光客に町家での生活を実際に体験してもらい、多くの人に京都の魅力を広めていくのが狙いです。

施設の特徴

ウナギの寝床とも呼ばれる京都の町家は間口が狭く、奥に長い特徴を持ちます。近代的な生活には不向きに見える京町家ですが、日本製家電や床暖房、檜張りの浴室などが備えられており、快適な町家を再現。まるで京都の住人になったかのような、気分が味わえます。

ビフォーアフター